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システム建築とプレハブ建築の違いとは?
工場や倉庫を低コスト・短工期で建設する際によく比較される「システム建築」と「プレハブ建築」。この記事では、それぞれの工法の基本や、価格・工期・性能面での違いを徹底解説します。自社の用途にどちらが適しているか判断するための参考にしてください。
システム建築・プレハブ建築とは?それぞれの特徴
システム建築とプレハブ建築は、どちらもあらかじめ部材を用意して現場で組み立てる効率的な建築工法ですが、それぞれに明確な特徴があります。
システム建築の特徴
システム建築は、コンピュータを用いて設計から部材の生産、施工までをシステム化した工法です。お客様の要望に合わせて柔軟に設計でき、一からオーダーメイドで設計する従来工法よりも手間がかかりません。効率的に建設できるため、工場や大型倉庫のような大空間が必要な施設づくりに適しています。
プレハブ建築の特徴
プレハブ建築は、あらかじめ工場で建物を構成するパーツを生産・加工し、現場で組み立てる工法です。すべての部材が規格化されているため、建設する職人の腕に左右されず安定した品質を保つことができます。コストの削減と工期の短縮を最優先に考える場合に非常に有効な工法です。
システム建築とプレハブ建築の5つの違い
1. 価格(コスト)の違い
どちらの工法も従来工法より建設費用を安く抑えられますが、プレハブ建築の方がより低コストです。プレハブ建築はおおよその規格が決まっておりパーツの大量生産が可能なことや、工期が短く人件費が減るため、システム建築よりも坪単価の目安が安い傾向にあります。
2. 工期の違い
工期については、プレハブ建築の方が短い傾向にあります。建築物の用途や規模によって変動しますが、一般的な目安としてシステム建築の工期は約4ヶ月であるのに対し、プレハブ建築は約1〜3ヶ月程度です。工場で生産して現地で組み立てるスムーズな手順のため、短期間での完成が可能です。
3. 寿命(耐久性)の違い
建物の寿命は、システム建築の方が長く優れています。プレハブ建築の寿命の目安が約20年であるのに対し、システム建築は約30年です。この違いは使用される鋼材の厚さにあり、厚みのある耐久性が高い部材を用いるシステム建築の方が長寿命となります。
4. デザイン性の違い
デザイン性については、両工法ともに自由度が比較的低いのが特徴です。どちらもあらかじめ標準化・規格化された部材を使用するという工法の性質上、複雑な形状やこだわった外観デザインに対応することには制限が出やすくなります。
5. 性能(強度・大空間)の違い
性能面では、システム建築に優位性があります。プレハブ建築は軽量鉄骨が主で強度が小さいため、大空間が必要な建物よりも小規模な建物向けです。一方、システム建築は重量鉄骨を用いるため大きな荷重に耐えられ、天井クレーンや重量物の導入が可能です。さらに、柱の間隔を広く取れるため、柱の少ない大空間を創出できる点で優れています。
用途に合わせた選び方!どちらの工法がおすすめ?
建物の用途や、性能と費用のどちらを重視するかによって、おすすめの工法は異なります。それぞれの目的に合わせた選び方を解説します。
性能や大空間を重視するなら「システム建築」
大型工場や倉庫の建設、あるいは工作機械などの重量物を扱う場合は、システム建築が適しています。重量鉄骨による高い耐震性や耐久性を備えており、性能面を重視する際におすすめです。柱の少ない大空間を確保できるため、製造業など広々としたスペースが必要な用途に適してます。
費用やスピードを重視するなら「プレハブ建築」
とにかく建築コストを抑えたい場合や、少しでも早く建物を完成させたい場合は、プレハブ建築が適しています。小規模な建物や、用途が限定的な施設、仮住まいなどの期間限定の建物であれば、圧倒的に安価で工期が短いプレハブ建築のメリットを活かせます。
まとめ
システム建築とプレハブ建築は、どちらも効率的で低コストな工法ですが明確な違いがあります。高い性能と大空間を確保できる「システム建築」に対し、圧倒的な低コストと短工期を実現する「プレハブ建築」という特徴に分かれます。それぞれのメリットやデメリットを正しく理解し、自社の用途や予算に合わせた最適な工法を選びましょう。


引用元HP:日鉄エンジニアリング公式サイト
引用元HP:高島公式HP
引用元HP:大和リース公式サイト