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製品を保管するための物流倉庫について、実際の施工事例を紹介しているページです。システム建築倉庫、プレハブ建築倉庫、テント倉庫と、倉庫の種類別に事例を分けているのでぜひ参考にしてください。
それでは、製品を保管する物流倉庫の施工事例を見ていきたいと思います。それぞれの施工事例については、実際の写真とともに、用途やサイズ、使用部材などをわかる範囲で記載しました。あわせてチェックしてみてください。
システム建築編|物流倉庫の施工事例
施工事例1.食品類製品倉庫

引用元HP:横河システム建築公式HP(http://www.yokogawa-yess.co.jp/archives/production/6539)
倉庫の概要
兵庫県で2018年1月に完成したシステム建築倉庫です。設計は横河システム建築が、施工は兵庫県の八幡建設株式会社が手掛けています。
商品:カスタムシリーズ
規格型の倉庫をカスタムするオーダーメイド型の商品です。
屋根:PXルーフ
温度変化による断熱の収縮に対応するよう、スライド式のフレームに屋根材を取り付けています。
外壁:Vリブウォール
12.5mmのプラスターボード2枚に胴緑とパネルを取り付け、防火性に優れた外壁を実現しています。
建物面積:769m2
広さは約232坪。幅は21.5m、奥行きは28.5m、高さは7.2mとなっています。
システム建築の物流倉庫施工事例を
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施工事例2.酒造倉庫

引用元HP:JFEシビル公式HP(https://www.jfe-civil.com/system/metalbuilding/case/合資会社-大石酒造/)
倉庫の概要
熊本県球磨郡にて、2002年8月に完成したシステム建築倉庫です。設計・施工共にJFEシビル株式会社メタルビル建築が手掛けています。
商品:-
JFEシビル株式会社メタルビル建築は、標準化されたシステム(全体構造、屋根、壁、建具など)の中から、依頼者の要望に合った組み合わせの倉庫を建設しているそうです。
屋根:Kルーフ21N
温度変化による断熱材のヒートブリッジ対策として、屋根材(ガルバリウム鋼板)を浮き屋根工法で取り付けています。
外壁:KB205
コストパフォーマンスの良い耐火性の壁材(カラーガルファン鋼板)を縦張りしています。
建物面積:653m2
広さは約197坪。入り口には搬入・搬送する車ごと入れる大きなシャッターが設置されています。
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プレハブ建築編|物流倉庫の施工事例
施工事例1.搬入・搬出しやすい大規模倉庫

引用元HP:大和リース公式HP(http://works.daiwalease.co.jp/prefab/1059)
倉庫の概要
広島県呉市に建てられた大規模なプレハブ建築倉庫です。建設は大和リース株式会社が手掛けています。
商品:ダイワスペース
工場や倉庫向けに開発された商品です。3mのグリッド(鉄骨)を組み合わせる方法で、約100のパターンに対応しています。
屋根:ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板をボルトで固定しています。
外壁:角波サイディング
外壁は凹凸が美しい角波サイディング仕様です。素材はカラーガルバリウム鋼板となっています。
建物面積:3,174m2
広さは約960坪。トラックを横付けできる大きな電動シャッターは標準装備です。
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施工事例2.平屋の大規模倉庫

倉庫の概要
群馬県前橋市に建てられた平屋のプレハブ建築倉庫です。建設は大和リース株式会社が手掛けています。
商品:ダイワスペース
工場や倉庫向けに開発された商品です。3mのグリッド(鉄骨)を組み合わせる方法で、約100のパターンに対応しています。
屋根:ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板をボルトで固定しています。
外壁:角波サイディング
外壁は凹凸が美しい角波サイディング仕様です。素材はカラーガルバリウム鋼板となっています。
建物面積:3,174m2
広さは約418坪。大きな軒が設置されており、製品搬入・搬出の際には雨風をしのげます。
プレハブ建築の物流倉庫施工事例を
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テント倉庫編|物流倉庫の施工事例
施工事例1.建設コストを抑えた倉庫

引用元HP:太陽工業公式HP(https://www.tentsouko.com/achievement/物流センター%e3%80%80様/)
倉庫の概要
神奈川県で2009年に完成した膜構造のテント倉庫です。建設は太陽工業株式会社が手掛けています。
商品:FLEX HOUSE‐FIX
太陽工業株式会社が取り扱っている固定式のテント倉庫。建設コストを抑えられ、必要な装備はオプションとしてカスタムできるのが魅力です。
屋根:CMX320FH(ホワイト)
円弧形状の屋根に、においやウイルス、汚れや窒素酸化物を分解・除去する技術を駆使した「酸化チタン光触媒」でコーティングされている膜材を取り付けています。採光性が高いため、昼間の倉庫内は照明要らずです。
外壁:CMX320FH(ホワイト)
屋根材と同じく、においやウイルス、汚れや窒素酸化物を分解・除去する技術を駆使した「酸化チタン光触媒」でコーティングされている膜材を使用。
建物面積:950m2
広さは約287坪。幅は25m、奥行きは38m、高さは5mとなっています。
テント(膜構造)の物流倉庫施工事例を
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施工事例2.採光性と耐久性を兼ね備えた倉庫

引用元HP:太陽工業公式HP(https://www.tentsouko.com/achievement/ダイシン商事株式会社%e3%80%80様/)
倉庫の概要
膜構造と鋼板(ガルバリウム鋼板)をミックスしたテント倉庫。建設は太陽工業株式会社が手掛け、2017年に千葉県で完成しています。
商品:FLEX HOUSE-HYBRID
膜材を屋根に、ガルバリウム鋼板を壁材に採用することで、採光性と耐久性の両方を実現しているハイブリッドタイプの商品です。
屋根:ウルトラマックス(アイボリー)
アクリル(フッ素)で防汚処理されている防炎2級の膜材を採用しています。採光性が高いため、昼間の倉庫内は照明要らずです。
外壁:ガルバリウム鋼板(t=0.5)(シルバー/ツートン)
リーズナブルで耐久性が高いガルバリウム鋼板を採用しています。
建物面積:648m2
広さは約196坪。幅は18m、奥行きは36m、高さは6.1mとなっています。
テント(膜構造)の物流倉庫施工事例を
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今後の物流倉庫の課題は?
ドライバー不足と高齢化
物流業界は過剰なサービスを請け負っていることによって、深刻な人材不足と、ドライバーの高齢化が大きな問題となっています。
宅配便大手のヤマト運輸は2017年の従業員数が10年前と比べて3割増えているにも関わらず、人手が足りていない状況です。荷受量を制限せざるを得なくなっています。
今やドライバーの多くは40~50代の中年層が占めており、若年層の働き手が減少。労働の負担が大きく、賃金が安いことが大きな原因であると考えられます。
サービスの激化
Amazonや楽天などの大手通販サービスの台頭により、ユーザーが気軽にネットショッピングができるようになりました。物流会社の中には競合会社と差別化を図って「即日お届け」のシステムが導入され、配達会社の負担が一気に増えました。配達の遅れはサービスの信用を失うことにつながるため、平日休日関係なく稼働しなくてはなりません。そのため、配達員の業務はかなり過酷な状態になっているのです。
最近は「フリマアプリ」を筆頭にスマホで個人間の物を売買できるサービスも増えており、今後はますます小口の宅配ニーズが増えていくでしょう。流通業界は、早急に対策を打つ必要があります。
再配達の負担
初回の訪問で受取人が不在であれば、再配達してくれる親切なシステムですが、運送業者にしてみればかなりの負担に。2014年の国土交通省の調査によると宅配便を初回で宅配完了したのは約80%、残りの20%は再配達になっています。1つの再配達にかかる時間は平均20分なので、コスト面や時間的にも大きな負担となっているのです。
物流倉庫の規模ってどれくらい?
帖(平米数)に合わせて想定される保管可能個数
0.5帖(0.81m2) | 90cmx90cm (24箱 程度) |
中型の冷蔵庫1台 |
1.0帖(1.62m2) | 90cmx180cm (48箱程度) |
セミダブルベット一台 |
1.5帖(2.43m2) | 135cmx180cm (72箱程度) |
中型たんす3~4台程度 |
2.0帖(3.24m2) | 180cmx180cm (96箱程度) |
中型たんす4~5台程度 |
※my cubeのホームページから引用しています。
(https://www.my-cube.com/blogpost/室内のトランクルームにどのくらい、ダンボール/)(最終閲覧日:2018年11月)
500帖(810m2)で中型の冷蔵庫が1,000台格納、1,000帖(1620m2)でセミダブルベットが1,000台格納できるという規模感になります。
テント倉庫の価格の基準
テント倉庫の価格(単価)
間口×奥行×軒高=価格
※テント.comのホームページを参考にしています。
(http://tentsoko.com/kakaku)
サイズが30坪(99m2)以上の大型テント倉庫の場合は1m2あたり15,000~40,000円となります。ただし、施工費や基礎工事費、オプション(シートドア・カーテン・換気扇・サッシ窓)は別途料金がかかるので注意してください。
物流倉庫の保管品とは?
ひとくちに物流倉庫といっても、保管する製品は業種やサービスの種類によってさまざまです。常温保管で問題のない製品もあれば、温度管理が必要となる食品類や、電子製品などの精密機器もあるでしょう。
自社で保管を検討している製品の性質をしっかりと考慮して、その製品を保管するのに適した倉庫を選びたいところです。
また、将来的に倉庫の規模を拡大・縮小する予定がある場合などは、増築や解体がしやすい倉庫を選んでおくと便利ですね。あらゆる点を考慮し、ニーズにマッチする倉庫選びをしましょう。
会社別に見る物流倉庫の施工事例集
太陽工業株式会社の物流倉庫建設事例
太陽工業は大阪と東京に本社を構え、建築や土木、物流事業を手掛けている企業です。なかでも「膜材」を利用した膜構造建築物においては、世界トップクラスのシェア率を誇ります。日本では東京ドームをはじめとする大型ドーム、スポーツ施設や空港などの施工を担当。そのほか、物流倉庫や工場の建築も手掛けています。採光性の高い膜の特性を活かして、照明がなくても明るい省エネテント倉庫を実現。膜素材を自社で開発することで建築コストを抑え、手が届きやすい価格帯で膜構造物を提供しています。
兵庫県/採光性と防犯性を兼ね揃えた物流倉庫

https://www.taiyokogyo.co.jp/use_list/index.php/item?list=1&cell003=倉庫・工場&cell004=複合膜構造建築&name=日本製紙物流株式会社%E3%80%80様&id=165&label=1
2014年に建てられた日本製紙物流株式会社の物流倉庫の事例です。商品タイプは「FLEX HOUSE-HYBRID」というテント倉庫。膜材がもつ採光性を活かしながら、無柱構造で広々とした大空間を実現しています。軽量な膜材を天井に使用して柱をなくしたことで、フォークリフトや車両の移動がスムーズになっているのが特徴。
太陽の柔らかい光が倉庫内に行きわたり、省エネによる経費削減にも繋がっています。外壁に採用したのは、防犯性の向上に特化したガルバリウム鋼板です。また、テント倉庫に隣接する形で「FLEX HOUSE-WS」という上屋型フレックスハウスも建築しています。これにより、雨天時でも貨物を濡らさず倉庫内に運び込める設計となりました。上屋型倉庫は貨物の一時的な仮置場や荷捌き場としても活躍する、テント倉庫にならぶ人気のテントです。
倉庫のスペック
- 寸法:W15×L75×H7.3m(ハイブリッド) W19.1×L27.6×H5.6m(ワークステーション)
- 竣工:2014年
兵庫県/建築費・ランニングコストを抑えた物流倉庫

https://www.taiyokogyo.co.jp/use_list/index.php/item?list=1&cell003=倉庫・工場&cell070=&cell071=&cell072=&cell074=&cell073=&cell004=固定式テント倉庫&name=株式会社MORESCO%E3%80%80様&id=160&label=1
2015年に完成した株式会社MORESCOの倉庫の施工事例です。「FIX」という商品タイプの固定式テント。円弧形状の屋根が特徴的で、耐久性に優れた基本構造となっています。
大容量の倉庫は、普通なら大量の電灯設置が必要だったり、かなりの電気代がかかったりします。ただし、施工事例のような膜素材のテント倉庫なら、昼間は太陽の光を取り込めるため、電気代を節約することが可能。また、膜材は通常の建築資材と比較しても軽いため、杭工事が不要となっています。建築物において大切な修繕やメンテナンスが容易な点も魅力です。
倉庫のスペック
- 寸法:W20×L40×H4.9
- 竣工:2015年
大阪府/太陽工業のベーシックな固定式テント倉庫

https://www.taiyokogyo.co.jp/use_list/index.php/item?list=1&cell003=倉庫・工場&cell070=&cell071=&cell072=&cell074=&cell073=&cell004=固定式テント倉庫&name=坂巻運送%E3%80%80様&id=162&label=1
2014年に施行された坂巻運送の物流倉庫の事例です。商品タイプは「FIX」というの固定式テント。間口を大きくとったことで、車両の出入りや搬入・搬出作業もスムーズになっています。これなら、作業効率アップにつながりそうです。
画像のテント倉庫に使用されたのは「シャットバーン21」という膜材。ガラス繊維をベースにしたもので、透光性に優れているのが特徴です。また不燃膜材なので、不燃認定材料の使用が規制されている準防火地域でも使用できます。
倉庫のスペック
- 寸法:W13×L25.6×H5
- 竣工:2014年
日東工営株式会社の物流倉庫建設事例
1961年(昭和36年)に設立された日東工営株式会社は、東京都新宿に本社を置き、建築・土木の設計や施工などの事業展開を行っています。一般建築・システム建築による物流倉庫や工場、オフィスビルの建築にも携わっており、実績も豊富です。
システム建築においては「スタンパッケージR」という建築施工システムを独自開発。使用する各部材を標準化・規格化することで、施工期間の短縮や低価格を実現しています。屋根材や外壁、鉄骨部材においても、用途や状況に応じてさまざまな選択肢があり、自由度の高い建築が可能です。
東京都/4階建て大容量の物流倉庫

http://www.nittohkoei.co.jp/use/01.html
東京都板橋区に建築された4階建ての物流倉庫の事例です。各フロアの天井を高くして、開放的かつクリーンな室内に仕上げています。
屋根は「SPルーフィングG」という素材を使用して、断熱性と気密性を追求した二重折板屋根構造に。外壁には「SPパネルFR-50」を採用。SPパネルFR-50は、断熱材としても使われるロックウールを芯材として、両面を鋼版でサンドイッチした耐火パネルです。気温の変化や火災に強いのが魅力。また、ボルトレスなのでフラットな外観を実現してくれます。
倉庫のスペック
- 寸法:延べ床面積5,544m2
- 竣工:不明
兵庫県/倉庫と事務所を併設させた2階建て物流倉庫

http://www.nittohkoei.co.jp/use/01.html
兵庫県伊丹市にて施工された、延べ床面積が1万平方メートルを超える大規模な物流倉庫の事例です。2階建てで、倉庫内には事務所も併設されており、作業と商品管理がワンストップでできる仕組みになっています。
屋根部分に使用されているのは「SPルーフィングUA+サーマルF25」という、ボトルレスでローコストを追求した屋根材。また、雨天時でも荷物を濡らさず搬入できるよう、倉庫正面全体に奥行きのある庇を設けているのが特徴です。外壁には窓をたくさん設置しているため、室内の電灯は少なめですが、比較的明るく広々とした空間に仕上がっています。
倉庫のスペック
- 寸法:延べ床面積10,062m2
- 竣工:不明
東洋建設の物流倉庫建設事例
東洋建設は、1929年(昭和4年)から続いている歴史のある会社です。東京と大阪に本社を構え、海上・陸上における土木・建築の総合建設業を営んでいます。北海道から沖縄まで、多くの都市に事業所を設けており、大規模な建築物の施工実績も豊富。
建築部門では、物流施設をはじめ商業・医療施設、宿泊施設まで幅広い建築物を扱っています。CGやVR(バーチャル・リアリティ)など、進んだ技術を用いて、施工前に設計内容の確認を行っている点が特徴です。
宮城県/物流倉庫

http://www.toyo-const.co.jp/construction/storeroom?facility=176&years=&area=
2013年に建設されたリコーロジスティクス(株)の3階建て物流センターの事例です。公式サイトに掲載されていたのは外観写真のみだったため、残念ながら室内の様子は確認できませんでした。
高さの異なる間口が7つ設置されているため、車両の大きさによって入口が変わるように設計されているようです。また、敷地全体が柵で取り囲まれているため、防犯対策もバッチリです。
倉庫のスペック
- 寸法:不明
- 竣工:2013年
神奈川県/環境にやさしい物流倉庫

https://www.toyo-const.co.jp/construction/const-result?facility=176&years=&area=#倉庫・物流施設-2
2016年に施工された株式会社日本運搬社の物流倉庫の事例です。1階部分に設けられたバース(発着場)は、雨天時の貨物の出し入れや荷捌き場としても利用できる仕様となっています。
屋上には太陽光パネルとグリーンスペースを設置。これは近年増えつつある物流倉庫の広い屋根スペースを有効活用した方法で、企業のイメージアップにも繋がります。
倉庫のスペック
- 寸法:不明
- 竣工:2016年
石川県/夜間でも明るい物流倉庫

https://www.toyo-const.co.jp/construction/const-result?facility=176&years=&area=#倉庫・物流施設-14
2010年に石川県白山市で建設されたセンコー株式会社のPDセンター(電力中央研究所・材料科学研究所)をご紹介します。残念ながら室内の写真は確認できませんでしたが、外観写真の窓から溢れる光を見る限り、照明がたくさん設置された明るい室内だと言えそうです。
また、間口がたくさん設置されている点や雨避けとして大きな庇が設置されている点が魅力。雨風が強い日でも荷物を濡らさず搬入・搬出できるでしょう。入口部分はたくさんの照明が取り付けられ、夜間でもスムーズに作業できるよう配慮されています。
倉庫のスペック
- 寸法:不明
- 竣工:2010年
JFEシビル株式会社の物流倉庫建設事例
JFEシビル株式会社は、東京都台東区に本社を構えるシステム建築会社です。システム建築による倉庫や工場の施工のほか、全国の空港や大型施設の立体駐車場建設も手掛けています。
ちなみに、JFEシビル株式会社はアメリカで発祥したシステム建築を日本で初めて導入した会社です。柱と杭を一体化させた基礎工法で、工期短縮や優れた耐震性を実現しています。また代理店を全国にもっており、その数は約230社にものぼります。
茨城県/工事費削減と短工期を実現した物流倉庫

https://www.jfe-civil.com/system/metalbuilding/case/小竹運輸つくば店/
株式会社小竹運輸という配送業者の物流センターの事例です。2011年9月に茨城県つくば市にて建設されました。トラックもすっぽりと隠れる奥行きのある庇が特徴。間口はトラック約2台分の高さがあるため、大きな荷物もスムーズに搬入・搬出できそうです。
ちなみに、事例の倉庫は柱と杭を一体化させた「いちいち基礎工法」を用いて建設されたもの。基礎梁と杭本数を減らせるほか、耐震性に優れている点や工事費を従来の10%削減できる点が魅力です。
倉庫のスペック
- 寸法:延べ床面積4,466m2
- 竣工:2011年9月
鈴与建設の物流倉庫建設事例
鈴与建設は1949年に鈴与本社より独立する形で設立された建築会社です。倉庫や工場、商業や教育施設など、さまざまな建築を手掛けています。本社が静岡市にあるので、静岡県内での実績が豊富。物流倉庫の建築においては、医薬品や食品の保管・流通に適したクリーンルーム、環境問題に対応した省エネ建築などが可能。土地選びの提案から動線の確保、ピッキングや検品といった倉庫のオペレーション業務に特化したトータルプランを提供しています。
千葉県/断熱性と耐久性にすぐれた物流倉庫

https://www.suzuyo-kensetsu.co.jp/projects/logistics/detail/178
千葉県松戸市に建てられた賃貸用の物流センター「PD松戸II」の施工事例です。この物流センターは株式会社センターポイント・ディベロップメント(CPC)と三菱UFJリース、東急不動産の共同出資により、2019年3月に完成しました。
物流センターは4階建て。1階部分には車両から荷物を積み降ろしできるスペースが設けられています。外壁に採用されたのは、断熱性や耐久性ともに優れたサンドイッチパネルです。
倉庫部分の床荷重は1.5t/m2、1階部分の床荷重は2.5t/m2となっています。室内には省エネ効果のあるLED照明を設置して、十分な明るさを実現。そのほか、荷物用エレベーターや垂直搬送機を導入して、建物内の上下搬送の効率化を図っています。
倉庫のスペック
- 寸法:延べ床面積16,053.82m2
- 竣工:2019年3月
静岡県/津波対策が万全の物流倉庫

https://www.suzuyo-kensetsu.co.jp/projects/logistics/detail/171
静岡市の清水港に新設された柏栄トランス株式会社の梱包物流センターの事例です。40tクレーンを格納できる大規模な物流倉庫兼事務所となっています。貨物の受け入れから梱包、保管、積込みまでワンストップでできるため、作業を効率化できそうです。間口は潮風が入らない配置にこだわり、シャッターが取り付けられています。
建設地が港ということで、建物の屋上には防災倉庫と避難エリアを確保するなどの津波対策がとられています。構造体も強化され、災害から人命を守る設備が整えられた施設となっています。
倉庫のスペック
- 寸法:延べ床面積7,963.84m2
- 竣工:2019年2月
三重県/医薬品を扱う物流倉庫

https://www.suzuyo-kensetsu.co.jp/projects/logistics/detail/156
医薬品を扱うニプロファーマ株式会社の3階建て物流倉庫です。建築計画では、医薬品を保管するのに重要な空調管理や品質確保が課題となります。
事例の物流倉庫には、全館の温度を管理するシステムを完備。また、サンプリングを行うクリーンルームや低湿度管理室、セキュリティが重要な毒劇物管理室などが備え付けられています。
また、遠隔監視や停電時の電源供給システムにも対応。1階部分にはバース(発着場)が設けられ、奥行きのある庇も設置されています。
倉庫のスペック
- 寸法:延べ床面積3,903.60m2
- 竣工:不明
株式会社横河システム建築の物流倉庫建設事例
千葉県に本社を置く横河システム建築は、2002年に横河ブリッジから独立。会社としてはまだ若い存在でありながら、毎年着実に実績を積み上げている実力のある会社です。システム建築を主力とし、今まで全国に9,200棟もの建築物を手掛けています。
横河システム建築のブランド商品である「yess建築」は、良質なクオリティ・低コスト・短納期を実現する建築物として、全国約1,100社の代理店を通して全国展開されている工法です。目的や用途にあわせたオーダーメイドの倉庫建築を実現してくれます。
新潟県/大開口を実現した倉庫

https://www.yokogawa-yess.co.jp/archives/production/7027
新潟で物流業を営んでいる阿部トラック有限会社の本社倉庫の施工事例です。事務所に併設させる形で建設されました。倉庫の横幅全体におよぶほど大きな間口には、重量電動シャッターと2mの庇が取り付けられています。外壁はパトリシアンブロンズという落ち着いたカラーリング。室内は12.6m×奥行き20.7mの無柱設計で、2.8tの天井走行クレーンが配備されました。また、窓を横に広くとることで、少ない電灯でも明るい室内を実現しています。
倉庫のスペック
- 寸法:延べ床面積293m2
- 竣工:2018年10月
三井住友建設株式会社の物流倉庫建設事例
1941年(昭和16年)に設立された三井住友建設株式会社は、建設事業と開発事業を展開している建設会社です。三井住友建設の「はしも、まちも、ひとも。」というキャッチフレーズを聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。そのキャッチフレーズの通り、橋やトンネル、ダムや発電所など、日本のインフラに大きく貢献している企業といえます。
物流倉庫の実績も豊富で、日本だけにとどまらず海外にも活躍の場を広げています。鉄筋コンクリート造と鉄骨造を混合した「ミック構法」や「フラッティ構法」など独自の建築技術を駆使して、お客様ひとりひとりにあったプランを提案。適地調査や企画・設計、メンテナンスに至るまで、総合的なサポート体制を整えています。
熊本県/熊本県の物流倉庫

https://www.smcon.co.jp/works/2019/09041332/
2019年に建設されたばかりの、日本梱包運輸倉庫株式会社の物流倉庫の事例です。S造(鉄骨造)地上3階建ての倉庫で、取り付けられた大きな庇が雨天時の作業をスムーズにしてくれます。間口は、車両の積み荷の上げ下ろし作業の手間を省けるよう、段差が設けられました。室内はたくさんの電灯が設置され、明るい空間に仕上がっています。
倉庫のスペック
- 寸法:延べ床面積5,908m2
- 竣工:2019年5月
大阪府/延床面積5万平方メートル超の大型倉庫

https://www.smcon.co.jp/works/2013/03254090/
大阪府に建設された東芝ロジスティクス株式会社の物流倉庫の事例です。この倉庫は「物流エンジニアリング」という計画技術をもちいて建設されました。
物流エンジニアリングとは、企業の事業形態や物流システムにおいて効率や配置にこだわり、機能性の高い施設づくりを目指す計画技術です。レイアウトや搬送設備、保管システム計画や情報システム計画など、ノウハウを活かしてニーズに合ったプランを提案してくれます。
倉庫のスペック
- 寸法:延べ床面積5,7206m2
- 竣工:2006年3月
埼玉県/食品を扱う冷凍倉庫

https://www.smcon.co.jp/works/2017/111020289/
冷凍食品の物流業を手掛けている横浜冷凍株式会社(通称:ヨコレイ)の物流倉庫の事例です。延べ面積およそ18,000平方メートル・地上3階建ての大規模な倉庫となっています。
電動式移動ラックを採用することで、小口の荷物にも迅速に対応できる保管環境をつくりあげました。また、スペースの使い方やラックの配置を工夫して、ピッキング環境を整えることで、人員削減や作業時間の短縮を実現しています。施設の屋上には太陽光発電システムが搭載され、環境にもやさしい物流倉庫となりました。
倉庫のスペック
- 寸法:延べ床面積18,400m2
- 竣工:2017年6月