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産業廃棄物
こちらのページでは、石膏ボードなどの産業廃棄物を保管するための倉庫について、実際の施工事例(システム建築倉庫・プレハブ建築倉庫・テント倉庫)をリサーチしてみました。
産業廃棄物を保管する場合の注意点なども解説しているので、ぜひ参考にしてください。
システム建築編|産業廃棄物倉庫の施工事例
※システム建築倉庫タイプの産業廃棄物倉庫について、残念ながら施工事例は見つかりませんでした。
プレハブ建築編|産業廃棄物倉庫の施工事例
プレハブ建築倉庫タイプの産業廃棄物倉庫について、実際の施工事例を見てみましょう。2つの事例をピックアップしてみました。各事例では、施工会社や商品名、画像とともに延床面積や建築所在地など、わかる範囲の詳細情報も掲載しています。
施工事例1.柱のない広々とした間口が魅力の倉庫

倉庫の概要
北海道で施工された廃棄物倉庫です。広い奥行きがあり、大量の廃棄物を保管しておくことができます。
商品:グランデ・エスパース
柱を取り払った広い空間に、金属製の屋根・外壁が特徴のグランデ・エスパース。設計の自由度が大きいため、さまざまなニーズにも柔軟に対応できるでしょう。
屋根:オリジナルシステムルーフ
軽量な金属製の屋根を採用しており、耐久性の高さが特徴です。
外壁:オリジナル外装システム
軽量で厚さが15mm以上の金属サイディング、又は軽量で厚さが最大900mmの金属サンドイッチパネルを用意しています。
建物面積:2,395m2
約725坪の広さの倉庫です。シャッターが設置されており、雨や風の侵入を防げます。
施工事例2.内装コストをカットした倉庫

倉庫の概要
宮城県に建設された2階建ての倉庫です。2階部分にのみ外壁が設置されています。
商品:フラット・スタンダード
フラット・スタンダードは内装コストを抑えた設計の商品です。断熱材を内蔵したパネルを使用しています。
屋根:折板(アルミ合金メッキ鋼板)
耐食性の高いアルミ合金メッキ鋼板の折板を使用しているため、錆びにくいのが特徴です。
外壁:両面鋼板サンドイッチパネル
断熱材と木枠の両面をアルミ合金メッキ鋼板ではさんだ外壁を採用。倉庫内の温度の上昇を抑えます。
建物面積:413m2
広さが約124坪の倉庫です。2階建て構造になっており、1階にコンテナを設置しています。
テント倉庫編|産業廃棄物倉庫の施工事例
続いて、テント倉庫タイプの産業廃棄物倉庫の施工事例をチェックしてみてください。
施工事例1.短期間で設置でき、照明コストをカットできる倉庫

倉庫の概要
従来に比べて約12度の温度上昇を抑制できる膜材を使用しているECO DOME(エコドーム)。使用している膜材の遮光率が低いため、倉庫内は明るくなっています。
商品:ECO DOME(エコドーム)
低コストかつ短工期で設置できるテント倉庫です。膜材の屋根と地下汚染防止遮水シートで構成されています。
屋根:セルフマックス
屋根には膜材を採用し、被覆型(クローズ型)に設計されています。
外壁:セルフマックス
光触媒の膜材を使用しているため、一定の明るさを保ちつつ照明のランニングコストをカットできます。
建物面積:-
産業廃棄物倉庫の保管品例や注意点をチェック
産業廃棄物とは、事業活動に伴って生じた廃棄物であり、廃棄物処理法で規定されているもの。廃油や廃酸、汚泥、ゴムくず、金属くず、鉱さい、がれき類、紙くず・木くず・繊維くずなど、業種によってさまざまなものがあります。
この産業廃棄物の保管に関しては、通常の製品や資材と違って、保管基準が定められているので注意が必要。排出事業者は、自らが排出した産業廃棄物が運搬されるまでのあいだ、生活環境保全上で支障がないように保管しなければならないのです。収集運搬に伴う積替保管、中間処理等の場合も保管基準が定められています。
産業廃棄物を保管するための倉庫を建築する際には、保管基準をしっかりと満たした適切なものを建てられるよう、業者ともしっかり打ち合わせを行ないましょう。