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システム建築倉庫の工期
システム建築の倉庫を建てるには、どれくらいの工期がかかるのでしょうか?
こちらのページでは、システム建築倉庫完成までの一般的な工期と、フローを紹介していきたいと思います。
倉庫建築にかかる工期は?【システム建築編】
システム建築で倉庫を建てる場合、だいたい4ヶ月程度の工期をみておいた方がいいでしょう。プレハブ建築倉庫、テント倉庫に比べると長く工期のかかる工法といえます。
ただ、システム建築倉庫には、丈夫で長持ちする、よりニーズに合った設計の倉庫を造れるといったメリットもあるため、メリット・デメリットを総合的に考慮して選ぶのがおすすめです。
システム建築で倉庫を建てる際のフローを紹介
システム建築倉庫の完成までには、一般的に、以下のような8つのステップを踏むことになるでしょう。
- ヒアリング…まずは担当者によるヒアリング。建設予定地についてや、倉庫の用途・規模、荷重条件、機械設備の有無などの確認がされます。また、予算や竣工日等の相談も行なわれるでしょう。
- 現地確認…ヒアリングが終われば、次は倉庫を建てる現場の確認。搬入路や水道・排水、電気、法的チェックなどが行なわれ、建築計画に反映されます。また、諸官庁等の制限事項もあわせて確認することになるでしょう。
- 見積もり…ヒアリングや現地確認で得た情報を元に見積もりが出されます。
- 契約…見積もりや計画内容に問題がなければ、契約となります。
- 設計…システム建築では必要な部品やディテールなどがあらかじめ標準化されているため、設計には時間がかからないのが一般的です。
- 各種申請手続き…建築確認申請等の各種手続きが行なわれます。
- 製造…鉄骨や外壁、屋根などが、システム建築専用工場の自動生産ラインで製造されます。
- 施工…必要な部品が揃えば工事着手となり、現場での施工がスタート。工期は上で説明したとおりです。
紹介したフローは、工法に関わらずどの倉庫でもだいたい同じになるでしょう。
ただ、各段階にかかる期間などにより全体の工期には差があり、システム建築倉庫は長い工期がかかってしまいます。「もっと早く倉庫を造りたい!」「最短の工期で建てたい」という方は、テント倉庫がおすすめです。
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比較対象 | 向いている部材 | 費用相場 | 工期 | 耐久性 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|---|
テント倉庫 |
一時的な保管物 建築資材 季節商品 大型機械など |
1,950万程度 | 約2カ月 | 10~15年 ※シートの劣化を基準 |
短期間で設置可能 コストが低い レイアウトの変更が容易 |
耐久性や耐火性が劣る 平屋建て(1F)に限定される |
システム建築 |
工業製品 長期の保管物 食品 |
3,700万程度 | 約4カ月 | 約30年 |
標準化された部材の効率的な建築が可能 拡張性が高い 耐久性と安全性に優れる |
移設や再利用が難しい 設計の柔軟性が制限される場合がある |
プレハブ工法 |
医療機器 精密機器 危険物 |
2,200万程度 | 約3カ月 | 約20年 |
工場生産による高品質・高精度 現場での施工時間が短い 高い断熱性と耐久性 |
初期費用が高め 運搬コストが発生 |