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資材
こちらのページでは、主に製造業における工業用資材を保管するための倉庫について、実際の施工事例を紹介しています。システム建築倉庫、プレハブ建築倉庫、テント倉庫と工法別に分けて事例を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
システム建築編|資材倉庫の施工事例
まず、システム建築工法で建てられた資材倉庫を見てみましょう。2つの事例をピックアップして紹介しています。
施工事例1.機械工具(鋼材)倉庫
引用元:横河システム建築公式HP(http://www.yokogawa-yess.co.jp/archives/production/6396)
倉庫の概要
千葉県で2017年12月に完成したシステム建築の工具倉庫です。設計は横河システム建築が、施工は千葉県の新日本建設株式会社が手掛けています。
商品:カスタムシリーズ
規格型の倉庫をカスタムするオーダーメイド型の商品です。
屋根:PXルーフ
温度変化による断熱の収縮に対応するよう、スライド式のフレームに屋根材を取り付けています。
外壁:Vリブウォール
12.5mmのプラスターボード2枚に胴緑とパネルを取り付け、防火性に優れた外壁を実現しています。
建物面積:89m2
広さは約27坪。幅は6.6m、奥行きは11.5m、高さは6.8mの小規模な倉庫です。全面には重量電動シャッターが装備されています。
施工事例2.電気通信設備資材倉庫
引用元:横河システム建築公式HP(http://www.yokogawa-yess.co.jp/archives/production/s16-028)
倉庫の概要
愛知県で2016年10月に完成した落ち着いたブルーのシステム建築倉庫。設計は横河システム建築が、施工は愛知県の株式会社イトコーが手掛けています。
商品:スペースMAX
リーズナブルな価格と短工期が魅力の規格型の倉庫です(※スペースMAXの新規販売受付は2017年7月31日に終了しています)。
屋根:Pリブルーフ
横河システムが扱っている中でもっともリーズナブルな屋根材。スペースMAXとラビットハウスでのみ使用されています。
外壁:Pリブウォール
12.5mmのプラスターボード2枚に胴緑とパネルを取り付けた壁材。丸みを帯びた凹凸が特徴的です。防火構造認定(PC030NE-0024)を取得しています。
建物面積:110m2
広さは約33坪。幅は12.6m、奥行きは8.1m、高さは4.6mです。高さはあまりない倉庫ですが、珍しい色合いが目を惹きます。
プレハブ建築編|資材倉庫の施工事例
続いて、プレハブ工法で建てられた資材倉庫の施工事例も見てみましょう。こちらも2事例をピックアップしてみました。
施工事例1.約315坪の大規模な資材倉庫
引用元:郡リース公式HP(http://www.kohri.co.jp/works/20140109_000555.html)
倉庫の概要
新潟県で建設された倉庫です。プランの提案、設計、施工などは郡リースが手掛けています。
商品:グランデ・エスパース
鉄骨フレームに金属屋根、金属外壁が標準仕様の商品です。耐久性の高さと間口の広さが特徴で、柱はほとんど使っていません。
屋根:オリジナルシステムルーフ
グランデ・エスパースは4種類の金属屋根材を使用した「オリジナルシステムルーフ」を採用しています。
外壁:オリジナル外装システム(金属サイディング又は金属サンドイッチパネル)
グランデ・エスパースで使用される壁材は、金属サイディングまたは金属サンドイッチパネルのいずれかです。
建物面積:1,044m2
広さ約315坪の2階建て倉庫です。開放的な倉庫内には窓が設置されており、日中は明るい光が射しこみます。
施工事例2.中柱をなくして広い空間を実現した倉庫
引用元:大和リース公式HP(http://works.daiwalease.co.jp/prefab/12876)
倉庫の概要
北海道北広島市に建設された倉庫です。電気シャッターや庇が標準装備としてついています。
商品:ダイワスペース
工場・倉庫向けに開発されたダイワスペース。中柱がない広々とした空間が魅力の倉庫です。
屋根:ガルバリウム鋼板
錆に強いガルバリウム鋼板を採用。熱反射率が高く、倉庫内の温度上昇を抑制します。
外壁:角波サイディング
外壁は角波サイディングが標準仕様となっています。断熱素材でできており、外気の影響を受けにくいのが特徴です。
建物面積:452m2
約136坪の広さの倉庫です。壁の上部と下部に窓を設置しているので、明るい陽射しが差し込んできます。
テント倉庫編|資材倉庫の施工事例
それでは最後に、テント倉庫タイプの資材倉庫も2事例チェックしてみましょう!
施工事例1.採光性・耐久性完備の倉庫
引用元:太陽工業公式HP(https://www.tentsouko.com/achievement/東亜貨物株式会社/?productscategory=180)
倉庫の概要
2011年に大阪で完成した、膜構造と鋼板(ガルバ二ウム鋼板)をミックスしたハイブリットタイプのテント倉庫。建設は太陽工業株式会社が手掛けています。
商品:FLEX HOUSE-HYBRID
膜材を屋根に、ガルバニウム鋼板を壁材に採用することで、採光性と耐久性の両方を実現しているハイブリッドタイプの商品です。
屋根:CMX220(ホワイト)
においやウイルス、汚れや窒素酸化物を分解・除去する技術を駆使した「酸化チタン光触媒」でコーティングされた膜材です。
外壁:ガルバニウム鋼板
リーズナブルで耐久性が高いガルバ二ウム鋼板を採用しています。
建物面積:1,000m2
広さにしておよそ302坪。幅は20m、奥行きは50m、高さは5mの大きな資材倉庫です。
施工事例2.耐熱性・耐久性に優れているテント倉庫
引用元:太陽工業公式HP(https://www.tentsouko.com/achievement/鍋店株式会社%e3%80%80様/)
倉庫の概要
広々とした空間のテント倉庫です。間口の大きさを8mから30mまで選べます。
商品:FLEX HOUSE-FIX
FLEX HOUSE-FIXは、耐久性に優れた屋根と独自の基本構造を採用した倉庫です。
屋根:SMX-K(ホワイト)
酸化チタン光触媒コーティング膜材でできた屋根。有機分解機能と親水性機能によって表面の汚れを分解・除去します。
外壁:SMX(ホワイト)
酸化チタン光触媒コーティング膜材によって清潔感のある外壁を維持できます。
建物面積:2,400m2
726坪と広い面積の倉庫です。屋根や外壁が布素材でできているため、太陽の光をすべては遮断されず、室内は明るさを保っています。
保管品の例や注意点をチェック
こちらのページでいう「資材」とは、主に製造業で使用される、いわゆる「工業用資材」をイメージしています。部品や板金など、製品の材料になるものですね。
業種によって資材にもさまざまな種類がありますが、倉庫を選ぶ際には、その資材の特性を考えて適した仕様のものを選びたいものです。温度管理や湿度管理が必要か?広さや高さは十分にあるか?明るさは問題ないか?など、必要な項目を確認しましょう。また、倉庫からの出し入れが想定される資材の場合、トラックの出入りやフォークリフト作業等が可能な倉庫だと便利です。さらに、将来的に規模を拡大あるいは縮小する可能性がある場合は、増築・解体等が容易にできる仕様の倉庫を選んでおくと便利でしょう。