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京都エリアの施工に対応している倉庫建築会社
京都で倉庫の建築を検討している方に向けて、倉庫建築の種類とおすすめのテント倉庫建築会社を紹介します。まずは倉庫建築の種類からチェックしてきましょう。倉庫の建築方法は大きく分けてテント倉庫・システム建築・プレハブの3つがあります。
倉庫建築の種類
テント倉庫
テント倉庫とは、倉庫を建てたい場所へ骨組みを設置し、その骨組みへシートをかぶせることで倉庫としての空間を確保する建築方法です。複雑な工事を必要としないため短期間で倉庫建築を完了できるうえ、費用面でも安く抑えられるといったメリットがあります。
また、テント倉庫のメリットとしては「解体しやすい」ということも挙げられるでしょう。そのため、一時的に倉庫を確保したいといった需要にも適しているといえます。安全性や耐久性については、国土交通省が定める基準へ適合しているかどうかをベースとして考えることがポイントです。
システム建築
システム建築とは、倉庫の建築に関連する設計や建築部材の選定、費用の見積もり、さらには生産工程まで、一連の流れをコンピューターで自動化した建築方法です。
システム化によって生産効率が向上しており、一から倉庫を建築する在来工法と比較して、費用を抑えつつ耐久性や耐候性、耐震性を追求しやすい点がメリットとなっています。また、CADを活用して、機能やデザインなどニーズへ合わせた変更を加えられることもポイントです。
一方、テント倉庫やプレハブ倉庫といった倉庫建築と比べると、費用が高額になりやすいというデメリットもあります。
プレハブ工法・プレハブ倉庫
工場で倉庫建築に必要なパーツを生産しておき、現地で組み立てて設置するという方法が、プレハブ建築(プレハブ倉庫)です。
一定の規格の建築部材を現地へ運んで組み立てるだけなので、移設や増設が容易となっており、目的に合わせて用途を変化させることも簡単です。そのため、例えば災害発生時の避難民の仮設住居や、建築現場の事務所兼倉庫として利用されるケースも少なくありません。
反面、デザイン性や間取りについては変更することが難しく、設置環境や周囲の状況によっては防火対策費用といったコストが追加でかかることもあります。
京都エリアの施工に対応しているテント倉庫建築会社
短工期×低コストを期待するなら、テント倉庫を選ぶのがおすすめです。安全性や耐久性を不安に感じている人もいますが、実はテント倉庫の耐久性は約20年と、プレハブと変わりません。耐久性・耐震性・耐雪性に優れたテント倉庫もあります。
ここからは、京都エリアでテント倉庫の施工に対応している会社を紹介。取り扱っている倉庫建築サービスの特徴、施工事例を紹介します。
太陽工業
テント倉庫・テントハウスの施工に関して、年間700件(2021年6月時点・公式サイト情報)の実績を有する企業であり、建築場所の立地条件やクライアント企業のニーズに合わせて、さまざまな建築プランを提案しています。
国内に9拠点を展開しており、ISO9001認証を取得した自社工場や独自の研究開発拠点を最大限に活用して、京都を含めた全国でテント倉庫の建築を提供している点が特徴です。
独自のテント倉庫ブランド「フレックスハウス」など、自社で開発した素材や技術を活用した製品が注目を集めています。
太陽工業のテント倉庫の施工事例
荷さばき場用のテント倉庫の事例
画像引用元:太陽工業公式サイト
(https://www.tentsouko.com/achievement/株式会社京都環境保全公社 様/?productscategory=182)
2017年に京都府で施工されたテント倉庫の事例です。間口11m、奥行き44m、高さ8.5mと大型の空間を確保しており、既存倉庫の入口前に隣接されたことで、悪天候時でも大量の荷物の搬入・搬出をスムーズに実行することができます。また、ホワイトのシートには汚れを防止するため光触媒技術が活用されています。
作業場を兼ねたテント倉庫の事例
画像引用元:太陽工業公式サイト
(https://www.tentsouko.com/achievement/株式会社rose-universe 様/?productscategory=178)
京都府の隣、滋賀県において倉庫兼製品の仕分け場として設置されたテント倉庫です。また、建築設計事務所が設計を担当し、デザイン性の高い外観になっている点もポイントです。水切りプレート(汚れなカッター)や二十膜システムといったオプション加工が追加されており、倉庫内では生花の処理も行われています。
サンエープロテント
京都府京田辺市に本社を構えるテント倉庫会社です。また、埼玉県に関東営業所を設け、幅広いエリアでテント倉庫の販売や施工を行っています。
固定式テント倉庫や伸縮式テント倉庫といった複数の方法でニーズへ柔軟に対応しているうえ、屋内用や屋外用など環境条件に合わせたプランを相談することが可能です。
特許取得済みの技術を活用して、伸縮式テント倉庫「たため~るくん」や多用途移動式開閉テント「スペースルーフ」などの独自製品を取り扱っているほか、長期使用に適した「高強度かがりふ三重構造設計」も魅力です。
サンエープロテントのテント倉庫の施工事例
固定式テント倉庫の事例
画像引用元:サンエープロテント公式サイト
(https://www.san-e-protent.co.jp/case/view/90)
京都府京都市に設置された、純白のシートが青空に映えるテント倉庫の事例となっています。間口20m、奥行き10mというスペースに加えて、正面に入り口を2つ設け、利便性を高めていることも特徴です。また、近隣住民の生活に配慮して高さを3.3mに抑えるなど、周辺環境への影響を忘れていないことも重要です。
豪雪地域用固定式テント倉庫の事例
画像引用元:サンエープロテント公式サイト
(https://www.san-e-protent.co.jp/case/view/91)
京都に隣接する滋賀県内に建てられたテント倉庫の事例であり、豪雪地域用として高強度な鋼材フレームを使用されています。間口12m×奥行き36m×高さ5mと、広々とした空間を確保しながら耐久性や耐候性を追求されており、結露対策として天井に内幕を設置されるといった工夫も見逃せないポイントです。
大京テント工業
京都市南区にある大京テント工業は昭和61年に創業されており、さらに創業前からもテントの製造に関わってきた歴史を持ちます。
テント製造に欠かせない工業用ミシンや自走式熱風溶着機、高周波ウェルダーなどを備えた自社工場を有しており、個々のニーズに適合したテントシートの製造を一貫対応できることも強みです。
倉庫としての利用はもちろん、レジャー施設やスポーツ施設、教育機関などさまざまな場面で大京テント工業のテント倉庫が活用されており、小規模なものから大型テント倉庫まで幅広く対応しています。
大京テント工業のテント倉庫の施工事例
固定式テント倉庫の事例
画像引用元:大京テント工業公式サイト
(https://daikyo-tent.com/works/01.html)
グリーンのテントシートが印象的なテント倉庫の事例です。正面には左右に1つずつ、2か所の入り口が設けられており、入り口の高さが高めになっていることもポイントです。また、骨組みによって支えられる内部にはデッドスペースがなく、広々とした空間をスムーズかつ無駄なく利用できることが魅力です。
荷さばき場テント倉庫の事例
画像引用元:大京テント工業公式サイト
(https://daikyo-tent.com/works/06.html)
既存の倉庫と倉庫の間を埋めるように設置された、アーケード型のテント倉庫となっています。既存倉庫よりも高い位置まで屋根が持ち上げられ、悪天候時でも濡れることなく作業ができます。また、天井の一部がクリア仕様で、ライトを使わなくても明るい視界が確保されることは費用対効果を考えるうえで重要です。
高島
高島株式会社は東証一部上場企業として、日本全国でテント倉庫の施工やレンタルテント倉庫の提供などを行っています。また、1級建築士がさまざまな企業のニーズや立地環境に応じて、最適なプランをオーダーメイドで検討してくれることもポイントです。
2015年には創業100周年を迎え、一部上場企業としてだけでなく、1世紀以上続く老舗企業としての信頼性も魅力でしょう。
オリジナル固定式テント倉庫「TAKシートハウス」や伸縮式テント、上屋テントなど、基本のラインナップも幅広くなっています。
高島のテント倉庫の施工事例
防鳥ネット付きテント倉庫の事例
画像引用元:高島公式サイト
(https://tak-sheethouse.jp/construction-results/)
京都府福知山市に設置された資材保管用の固定式テント倉庫です。間口20m×奥行24m×軒高5mで、雨天時の作業を考えて大きな庇も設置されています。また、入り口には防鳥ネットを追加し、天井部分には電動式ルーフファンを設置するなど、色々とオプションが加えられていることもポイントです。
TR型テント倉庫の事例
画像引用元:高島公式サイト
(https://tak-sheethouse.jp/construction-results/)
レンタル用のテント倉庫として規格が設計されているテント倉庫の事例です。可燃性物質の保管が倉庫の利用目的となっており、消防法の基準を満たせるように内張ガラスクロスが採用されています。また、安全性だけでなく透光性にも優れたシートによって、倉庫内の明るさを確保していることも重要です。
シンテック
東京と大阪に営業所を構えるシンテックは、テント生地・テントシートの製造や販売、大型カーテンレールを取り扱っており、テント倉庫に関しては北海道から九州まで日本各地の施工に対応しています。
大規模発注はもちろん、1品からの発注に関してもすべて無料で見積もり対応されており、個人・法人を問わず依頼できることもポイントです。また、シートハウスや上屋テント、稼働式テントなどさまざまな形式のテント倉庫を取り扱っているうえ、長期使用に対応した修理・メンテナンスにも対応しています。
シンテックのテント倉庫の施工事例
変形地を活用したテント倉庫の事例
画像引用元:シンテック公式サイト
(https://www.vinyten.co.jp/showcase/warehouse_construction/2939/)
設備会社の敷地内で駐車場として利用されていたL字型の変形地へ、荷さばき場兼倉庫として設置されたテント倉庫の事例です。道路に面した部分が雨よけ兼荷さばき場、奥が保管用倉庫となっており、上屋テントの上部へカーテンレールと大型シートを取り付けることで開閉可能になっていることが特徴です。
換気口を備えたテント倉庫の事例
画像引用元:シンテック公式サイト
(https://www.vinyten.co.jp/showcase/warehouse_construction/3066/)
畑と既存のテント倉庫の間にある通路へはめ込むように新設された、白いテント倉庫です。片方の入り口は雨どいと庇を備えたカーテンシート、もう一方の入り口はアルミドアとなっており、天井部分には換気口も設置されています。また、透光性に優れたシートで、倉庫内を明るく保てることもポイントです。