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灯油
灯油は暖房器具でも使われる身近なものではありますが、危険物でもあります。倉庫での灯油保管を検討している方のため、保管における注意点や、灯油保管倉庫の施工事例について紹介します。
灯油倉庫の注意点をチェック
長期間の保管は避けた方が良い
適切に管理された倉庫であれば安全に灯油を保管し続けられますが、古くなった灯油は異常燃焼や消火不良につながってしまう恐れがあるほか、使用する機器の故障を引き起こしてしまう恐れがあります。
特に、黄色くなっている灯油はすでに劣化しているサインなので、使わないようにしましょう。短期間、正しい形で保管するのであれば大きな問題はありませんが、保管期間に注意してみてください。具体的な使用期限が定められているものではないため、保管環境によっても劣化具合が変わってきます。
直射日光と高温多湿を避ける
灯油は危険物であり、保管方法を間違えてしまうと大きな事故につながる恐れがあります。とくに火災を引き起こすリスクがあることについては、十分に理解しておかなければなりません。直射日光があたるような倉庫は避け、高温多湿にも注意しましょう。
引火するほどではなかったとしても、直射日光があたることにより早く変色してしまうことがあります。さらに、不純物がまざると灯油の品質が悪くなってしまうので、ゴミやホコリが混入しないような倉庫を選ぶことが大切です。
保管時に適したポリタンクは赤色
一般家庭で灯油を保管するのに活用されているポリタンクは赤色が主流なのは、紫外線を通しにくい色だからです。紫外線による発火リスクだけではなく、変色を抑える効果も期待できます。
倉庫内で灯油を保管する際にも赤色のポリタンクを使いましょう。灯油専用のものを使ったほうが安心です。
【システム建築編】灯油保管倉庫の施工事例
システム建築タイプの灯油保管倉庫の施工事例を紹介します。
株式会社染谷工務店

(https://www.someya.co.jp/jisseki/?id=1459429813-165684)
一部2階建てとなる工場他2棟、計3棟の事例です。2つの工場のほか、危険物倉庫の工場建築を行いました。
- 【タイプ】システム建築(yess建築)カスタムタイプ
- 【敷地面積】36,195.52㎡
- 【延床面積】2,980.70㎡(F工場)452.00㎡(S工場)720.00㎡(危険物倉庫)
- 【構造】鉄骨造 2階建て
【プレハブ建築編】灯油保管倉庫の施工事例
プレハブ建築タイプの灯油保管倉庫の施工事例を紹介します。
尾瀬ハウス

(http://www.ozehouse.co.jp/case10.html)
危険物貯蔵庫、少量危険物貯蔵庫です。容量や用途に応じて提案しているとのことです。
【テント倉庫編】灯油保管倉庫の施工事例
テントタイプの灯油保管倉庫の施工事例を紹介します。
太陽工業

(https://www.tentsouko.com/achievement/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%89%B9%E6%AE%8A%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%80%80%E6%A7%98/)
コストダウンのため、ハイブリッドフレックスハウスに対して安価なグラスウール断熱材貼付を行っています。費用を抑えながらも温度管理ができるようにした倉庫です。オプションとして照明、自動火災報知機、消火器、電動ラック、空調を選択しました。
- 【用途】危険物倉庫
- 【会社】太陽工業/FLEX HOUSE-HYBRID
- 【屋根材】クリーンマックス220(不燃)
- 【外壁材】ガルバリウム鋼板/かすみいろ
- 【建物幅】16m
- 【建物長】30m
- 【建物高】5.9m
- 【建物面積】491.5㎡
- 【建設地】茨城県
- 【竣工時期】2018年12月