公開日: |更新日:
穀物
穀物の保管をする際には、品質の劣化を防ぐための対策をしっかり取らなければなりません。倉庫に穀物を保管するうえで、おさえておきたい注意事項や、実際の倉庫の施工事例について紹介します。
穀物倉庫の注意点をチェック
一般的な保管は定温倉庫
穀物類は高温多湿の環境で保管すると劣化しやすいため、米や麦、蕎麦などについては定温倉庫で保管することになります。ただ、温度だけでなく、湿度にも注目しなければなりません。
倉庫内の湿度が低くなり、空気が乾燥してしまうと穀物の水分蒸発が発生してしまうことがあります。水分蒸発は目減りにつながってしまうため、加湿器などを有効活用し、倉庫内の湿度を高めに設定しておくことが重要です。
害虫対策が必要
穀物は害虫の被害を受けやすいため、害虫対策が行えるような倉庫を選択する必要があります。例えば、玄米貯蔵倉庫の害虫として発生しやすいのが、コクゾウムシです。コクゾウムシを含んだまま製品として出荷してしまった場合、異物混入のクレームが入ってしまう可能性があります。
また、害虫被害による品質の劣化も考えなければなりません。衛生管理ができている倉庫を選択するのはもちろんのこと、穀物類は害虫の被害に遭いやすいことを十分に考慮し、トラップを設置するなどの対策も考えておきましょう。
古いものから出荷する形を整える
穀物類は生きた状態で貯蔵されるものであるため、保管中も呼吸し、粒内成分が消耗されることになります。出荷が遅れるほど消耗が激しくなってしまうため、倉庫内に保管する際には古いものから順次出荷できるように体制を整えておくことが重要です。
新しく貯蔵する穀物を保管しやすいことに加え、先に保管してあった穀物を移動しやすい倉庫を選択しましょう。
【システム建築編】穀物保管倉庫の施工事例
システム建築タイプの穀物保管倉庫の施工事例を紹介します。

(https://www.naitohouse.co.jp/case/ns11/)
穀物倉庫です。効率よく大空間を確保し、機能性にもこだわった倉庫が計画できます
- 【用途】工場・倉庫
- 【建物面積】393.5㎡
【プレハブ建築編】穀物保管倉庫の施工事例

https://www.naitohouse.co.jp/case/gr11
こちらは穀物倉庫として新築された倉庫です。安価でありながらも短納期でかつ、倉庫内の内部空間を広々とした設計で実現できるシステム建築で作られた「GIGA-Range」という商品を採用しています。広々としながらも、機能性に富んだ工場や倉庫建築をしたいという方におすすめの倉庫となっています。
- 【用途】倉庫
- 【建物面積】393.5㎡
【テント倉庫編】穀物保管倉庫の施工事例
テントタイプの穀物保管倉庫の施工事例を紹介します。

(https://www.tentsouko.com/achievement/315/)
お米を保管する目的で建てられた大型のテント型倉庫です。固定式テント倉庫であり、固定式の間口は8mから30mまで調整できます。雪に強い仕様であるほか、細かいオプションなども用意されている製品です。
- 【用途】倉庫(米保管)
- 【建物面積】公式HPに記載がありませんでした