システム建築倉庫の建設費用は?
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システム建築倉庫の費用

システム建築倉庫の費用目安や坪単価などについて紹介しているページです。工法による価格の違いについて、テント倉庫やプレハブ建築倉庫と比較してまとめているので、システム建築倉庫を検討されている方はぜひ参考にしてください。

目次

システム建築倉庫の費用目安

倉庫の建築工法は複数あり、同じ倉庫であっても、工期、構造や耐久性などに違いがあるため、目的や用途によって選ぶ必要があります。また、工法によって価格が異なることも把握しておくことが大切です。

ここでは、倉庫・工場建築に特化している株式会社コアが運営するCORE-SYS建築サイトを参考に、システム建築倉庫、テント倉庫、プレハブ建築倉庫の価格を比較しています。システム建築倉庫を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

11.7m×18m×5m(210.6m2)の価格比較

18m×30.6m×5m(894.24m2)の価格比較

※間口×奥行×軒高(面積)

上記は、あくまでも参考価格です。建てるエリアによって異なってくるほか、建物の仕様によっても変動することもあるでしょう。どんな外装にするのか?主構造はどうするか?断熱材や建具はどうか?など、細かな設定によっても価格は大きく変動します。

また、選ぶ会社によってももちろん違いが出るでしょう。そのため、複数の会社に見積もりを依頼して比較検討することがおすすめです。倉庫のサイズや地域などを入力することで参考価格をチェックできるサイトを設けている会社もあったので、そのようなサービスを利用してみるのもよいかもしれません。

従来工法の場合

従来の工法による倉庫建築にかかる費用は、坪単価や建築条件によって大きく変わってしまいます。また、建築形状や構造、屋根材・外壁材といった資材の使用に制限がなく、自由度が高いため一概に費用目安を表すことができません。

従来の工法で倉庫を建築する際には、自身の求めているサービスを提供している施工会社を見つけ出して、概算を見積もる必要があります。その後、施工会社とすり合わせしながら費用を確定するので、費用を算出までにある程度時間がかかるのが一般的です。

システム建築の場合

システム建築で倉庫を建築する場合は、従来の工法に比べて25%(※)ほどコストが抑えられると言われています。しかし、システム建築も従来の工法同様に坪単価や建物の構造によって費用がバラバラです。

ただ、使用する資材を標準化して新たに資材を製造する必要がなく、建築にかかる生産プロセスがシステム化され、効率良く倉庫建築を実現しています。また、標準化された資材を使用するため、概算費用を算出するのにかかる時間が従来の工法よりも短いのが特徴です。

標準工事に含まれていないものは?

倉庫建築の際、標準工事に含まれない費用があります。例えば電気や上下水道の接続、確認申請費用、図面作成費用は、通常の施工工事に含まれないケースが多いようです。また、空調やセキュリティといったオプションをたくさん付けるほど建築にかかるコストは膨らみます。

倉庫建築にかかるコストを全て算出した後で、「電気や水道などの設備を導入するならもっと費用が必要…」とならないために、坪単価以外の費用も含めたうえで見積もりを取り、具体的にかかる費用について確認しましょう。

業者が公開する工場倉庫の主な坪単価は?

一般的な業者が公開している工場倉庫の建設にかかる坪単価は、1,000平方メートル以上のローコスト鉄骨造の倉庫だった場合、1坪12~13万円程度です。しかし、これには内装工事や外装工事、電気、上下水道といった設備費・建築申請費用は含まれていません。オプションを含めた場合の坪単価は約14~16万円となります。

倉庫建築にかかる具体的な費用を知るには?

倉庫建築で必要になるコストを把握するためには、建築経験や実績が豊富な施工会社に問い合わせるのが近道です。その際、標準工事だけの見積もりだけではなく、内装・外装工事や電気・上下水道の設置などのオプションにかかる費用の確認も行うことが大切。また、会社によって得意とする施工が異なりため、公式HPの施工事例をチェックしてニーズに合った倉庫を建築している会社を見つけましょう。

システム建築倉庫の種類

組み立てハウス

あらかじめ工場で製造した部材を現場で組み立てる「組み立てハウス」。現場から材料を手配する必要がなく標準化されているため、手間を省けます。また、現場作業の軽減を実現しているため、工期を大幅に短縮することが可能。さらに、建築に必要な部品を大量生産して、作業効率化、省人化を図ることにより、建築にかかるコストをトータル的に削減することができます。

組み立てハウスは、柱と梁を接合して地震や長期荷重にも耐えるブレース構造を採用しています。組み立てに使用する鉄骨は標準化・規格化され、クオリティのバラつきがないように工場で生産されているため、現場で組み立てる作業員の技術に左右されない高品質な施工が可能です。

また、組み立てハウスは、均一仕様のスタンダードタイプやニーズに合わせたオーダータイプがあり、用途に応じてさまざまなバリエーションの施工も可能です。例えば、柱と梁の距離変更や軒高の調整といった細かい部分まで注文ができます。倉庫で保管する物のサイズに合わせて調整できるのが組み立てハウスの魅力と言えるでしょう。すでに組み立てられたユニットハウスには搬入できないほど大きな商品・資材を保管したい方におすすめです。

ユニットハウス

大部分を工場で施工し、現場では設置するだけのユニットハウス。必要な部材が充実している工場で既に半分以上造られているため、高いクオリティが保障される工法です。ユニットハウスは組み立てハウスよりも現場での作業を省略化しています。また、内装や照明・コンセントといった電気設備も工場で組み込まれた状態で出荷されるため、ある程度のコストを抑えつつ工期を短縮して倉庫を建築することが可能。さらに、折りたたむこともできるため、工場から現場へトラックで楽に運搬できるのも特徴です。

また、一定サイズのボックス型の倉庫を横に複数つなぎ合わせることで、大量の商品・資材でも保管できる倉庫が建築できます。縦に組み合わせて2階建ての倉庫にすることもでき、組み合わせたユニットハウスは、それぞれが独立しているので増設・解体・移設が容易です。また、キッチンやトイレといった設備の設置にも対応できるのも魅力と言えるでしょう。

費用に含まれるもの・含まれないもの

見積もりを出してもらったら、その費用の中に含まれている項目の詳細についてもしっかり確認しておきましょう。

図面作成費、電気や上下水道の接続費用、確認申請に要する費用などが含まれていないケースも多くあります。

「認識していなかった費用が追加されている…」なんてトラブルを招かないためにも、しっかりと費用の項目は把握しておく必要があります。

設計の自由度が高く強度と耐久性に優れている

システム建築倉庫は、さまざまなニーズに応えられるように、組み立てハウスタイプとユニットハウスタイプの2工法があり、用途に合わせて自由に設計できます。さらに、強度や耐久性に優れているのも特徴です。

在来工法よりは低コスト・短工期で建築できますが、テント倉庫やプレハブ建築に比べると多額の費用と長時間の工期が必要となります。そのため、初期費用を抑えつつすぐに倉庫を建てたい場合は、テント倉庫・プレハブ建築を検討してみてはいかがでしょうか。

倉庫を維持するコストを抑えたいと考えている方には、テント倉庫がおすすめです。また、テント倉庫であれば手軽にメンテナンスでき、日中は室内が明るいので、メンテナンス・電気代といったランニングコストを軽減できるでしょう。

倉庫建築の工法による違いをチェックする

組んだ骨組みの上から膜材を張るシンプルな構造のテント倉庫。軽くて設置しやすいため、イベントの仮設テントやスポーツの練習場など、急きょ必要となった時に雨風をしのぐスペースとしてすぐに設置できます。折りたたみ式やジャバラ式といったタイプのテント倉庫があり、短い工期での設置が可能です。また、テント倉庫で使用されている膜材は採光性が高く一定の明るさを保てるので、電気代をカットできます。

このサイトでは、実際のテント倉庫にかかる費用目安や見積もり例、テント倉庫が建てられる会社をまとめています。

テント倉庫にかかる費用を見てみる

       

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比較対象 向いている部材 費用相場 工期 耐久性 メリット デメリット
テント倉庫 一時的な保管物
建築資材
季節商品
大型機械など
1,950万程度 約2カ月 10~15年
※シートの劣化を基準
短期間で設置可能
コストが低い
レイアウトの変更が容易
耐久性や耐火性が劣る
平屋建て(1F)に限定される
システム建築 工業製品
長期の保管物
食品
3,700万程度 約4カ月 約30年 標準化された部材の効率的な建築が可能
拡張性が高い
耐久性と安全性に優れる
移設や再利用が難しい
設計の柔軟性が制限される場合がある
プレハブ工法 医療機器
精密機器
危険物
2,200万程度 約3カ月 約20年 工場生産による高品質・高精度
現場での施工時間が短い
高い断熱性と耐久性
初期費用が高め
運搬コストが発生

システム建築とは何かについておさらい

500m²の平屋倉庫を建てたら…?費用・工期・耐久性で比べた倉庫建築早見表

サイトマップ

徹底
比較
倉庫建築の目的によって適した工法が異なる

倉庫を建てる目的別に、それぞれ特徴がマッチしやすい3つの工法を紹介します。500㎡で平屋倉庫を建てる想定での費用、工期、耐久性も紹介していますので、まずは自社に合う工法を理解しましょう。

資材の保管や荷捌き場所を
早く安く確保したい
運送会社や建築会社向け

テント工法

高島_施工写真 引用元HP:高島公式サイト
https://tak-sheethouse.jp/construction-results/
  • シンプルな構造ゆえに短納期で完成するため、急な運送拠点拡充に対応可能
  • 資材や機材の簡易な保管に十分な過度ではないスペックを有しており、その分低コストで建てることができる
費用相場
1,950万程度
工期
2カ月
耐久性
10~15
※シートの劣化を基準とする

テント工法におすすめの
倉庫建築会社をみる

テント倉庫について
もっと詳しく見る

温度管理の徹底や
広大な空間が必要な
食品メーカーや
物流センター向け

システム建築

イエスビルダーズネット_施工写真 引用元HP:横河システム建築公式HP
https://www.yokogawa-yess.co.jp/archives/production/7762
  • 細かな温度管理が必要な
    冷蔵・冷凍倉庫も建築できる
  • 柱のない大空間で設営できるためフォークリフト等もスムーズに移動可能
費用相場
3,700万程度
工期
4カ月
耐久性
30

システム建築におすすめの
倉庫建築会社をみる

システム建築について
もっと詳しく見る

移設・増設の予定がある
イベント会社や
農家向け

プレハブ工法

大和リース_施工写真 引用元HP:大和リース公式サイト
https://www.daiwalease.co.jp/works/prefab/26809
  • 分解・再組み立てが可能なので、頻繁に場所が変わるイベント倉庫に適する
  • 移設・増設が容易で季節需要がある
    農作物や農業機械の収納場所に利用しやすい
費用相場
2,200万程度
工期
3カ月
耐久性
20

プレハブ工法におすすめの
倉庫建築会社をみる

プレハブ工法について
もっと詳しくみる

※基礎を除く建物本体の価格となります。
※実際の費用や工期、耐久性については各建築会社へお問合せください。
※参照元
山口産業(https://membry.jp/column/kakaku/)(https://membry.jp/servicelife/)
戦略倉庫(https://www.senryakusouko.com/column/cost/warehouse-price-per-tsubo)(https://www.senryakusouko.com/column/knowledge/warehouse-system-construction-period)
テント倉庫.net(https://big-tent.net/oyakudachi/tsubo-tanka/#i-2)