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プレハブ建築倉庫の工期
プレハブ工法で倉庫を建築する場合、工期はどれくらいかかるのでしょうか?
こちらのページでは、プレハブ建築倉庫が完成するまでの一般的なフローと工期を紹介していきます。
倉庫建築にかかる工期は?【プレハブ建築編】
プレハブ工法による倉庫建築の場合、建築の要件や規模によって異なりますが、おおよそ3ヶ月程度の工期をみておきましょう。
システム建築倉庫の場合は約4ヶ月、テント倉庫の場合は約2ヶ月となるため、ちょうど真ん中くらいの工期といえます。
プレハブ建築で倉庫を建てる際のフローを紹介
プレハブ工法による倉庫建築は、以下のような流れになります。
- ヒアリング…まず初めに行なわれるのが担当者によるヒアリングです。建設予定地、倉庫の規模や用途、荷重条件、機械設備の有無などの確認がされ、希望予算や竣工日の確認も行なわれます。
- 現地確認…ヒアリングの次は、実際に倉庫を建築する現地の確認です。搬入路、水道・排水関係、電気関係、法的なチェックなどが実施され、建築計画に反映されることになるでしょう。諸官庁等の制限事項もあわせて確認が行なわれます。
- 見積もり…ヒアリングや現地確認が終われば、いよいよ見積もりの提案がされます。最終金額だけでなく、詳細の項目についてもしっかりチェックしましょう。
- 契約…見積もりの内容や計画に同意ができれば、契約を結びます。
- 設計…無事契約を結んだら、いよいよ設計です。初期計画をもとに、詳細が決められていきます。
- 各種申請手続き…設計後、建築確認申請等の各種手続きが実施されます。
- 製造…外壁や屋根、鉄骨といった必要な部品が製造されます。
- 施工…必要な部品が揃ったら工事着手。現場での施工がスタートします。工期は、上で説明したとおり3ヶ月程度(建築の要件や規模によって異なります)となるでしょう。
上の8つのステップは他の工法(システム建築倉庫、テント倉庫)と変わりませんが、各ステップでかかる期間などによって全体の工期が違ってきます。
「できるかぎり早く倉庫が欲しい」「短工期で仕上げたい」という場合は、テント倉庫を検討しましょう。
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比較対象 | 向いている部材 | 費用相場 | 工期 | 耐久性 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|---|
テント倉庫 |
一時的な保管物 建築資材 季節商品 大型機械など |
1,950万程度 | 約2カ月 | 10~15年 ※シートの劣化を基準 |
短期間で設置可能 コストが低い レイアウトの変更が容易 |
耐久性や耐火性が劣る 平屋建て(1F)に限定される |
システム建築 |
工業製品 長期の保管物 食品 |
3,700万程度 | 約4カ月 | 約30年 |
標準化された部材の効率的な建築が可能 拡張性が高い 耐久性と安全性に優れる |
移設や再利用が難しい 設計の柔軟性が制限される場合がある |
プレハブ工法 |
医療機器 精密機器 危険物 |
2,200万程度 | 約3カ月 | 約20年 |
工場生産による高品質・高精度 現場での施工時間が短い 高い断熱性と耐久性 |
初期費用が高め 運搬コストが発生 |