使える倉庫を建てたい会社の 【倉庫建築工法】比較ガイド
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太陽工業

注目のテント倉庫メーカー「太陽工業」についてくわしく紹介しています。

太陽工業が提供するテント倉庫の詳細にくわえ、会社の特徴や実績、基本情報などもリサーチしてまとめているので、ぜひ参考にしてください。

テント倉庫メーカー「太陽工業」の特徴

太陽工業が提供する製品・技術は、博覧会場やスポーツ施設、空港、ターミナルなど各国の大型膜構造建築物で活用され、各方面から高い評価を受けています。膜構造建築物においては世界トップクラスのシェアを誇っており、膜構造のリーディングカンパニーといえるでしょう。

そんな太陽工業では倉庫・工場の建築も扱っており、柱のない大空間が生み出す機能的作業空間が特徴となっています。産業用膜構造を中心に、快適なワークスペースをトータルコーディネートしてくれます。

それでは、太陽工業が提供するテント倉庫の特筆すべきセールスポイントをご紹介していきましょう。

明るい室内&紫外線カット!

太陽工業のテント倉庫は、室内が明るいというメリットを持っています。採光なので、影もできません。また、表面にはポリ塩化ビニルを塗っているため紫外線を99%カットでき、紫外線による焼けの心配はほとんどありません。

使用する屋根膜材は、日本古来より住宅に使用されている障子紙のように自然の太陽光を自然に取りこめるのが特徴。室内を明るく保つことができ照明代の軽減につながります。

日中だけでなく、夜間には照明を柔らかに、幻想的な雰囲気に創り上げる性質も兼ねそろえています。日光反射率の高い膜材は紫外線カットのほかにも温熱環境を整えるというメリットもあります。

その他、太陽工業の手がけるテント倉庫は、大きな開口部をもつ設計が可能であるため、屋根膜材の面積を大きくとることができます。

ローコスト&短工期!

一般の倉庫に比べて、工期が短いのが特徴です。ボリューム低減とボルト構造によって、66%の工期短縮を実現しています。また、独自の設計や構造、軽量によって、建設コストも従来比で約40%低減させています。

ローコストを実現させているのは企画から製造、施工まで携わっている技術部隊。太陽工業では、常に新しいものを製造するための技術者がおり、過去の数多くの実績をもとに、さまざまな建造物を作り上げています。

特に「膜構造物」と言われるテント倉庫やエクステリア分野を得意としています。その中でも、テント倉庫の建築・設計は、システム化された施工技術で、短い工期での設営が可能。撤去や増設もお手のものです。

万が一の移転の際もコストを抑えながらも、短い工期での設営ができるのも強みのひとつ。将来の事業拡大にも柔軟な対応が期待できます。テント倉庫の建築で、早い・安い・丈夫への挑戦を続けている太陽工業だからこその対応力で、事業をサポートしてくれるでしょう。

修繕が手軽で安心!

太陽工業のテント倉庫は、修繕が簡単に行なえるのもメリットです。シールを貼るだけでOKのため、修繕費用も抑えられます。また、アフターフォロー体制もしっかりしているので安心。膜材劣化診断サービス「タックス」というものが用意されており、専門スタッフによる点検&診断によって、テント倉庫を末永く安全に使うためのアフターケアサービスとなっています。点検箇所を全体撮影・マイクロスコープ撮影し、膜材の劣化状況の点検を慎重に実施。点検・診断の結果は、各データとともに今後のメンテナンス計画として提出される仕組みになっています。

環境への優しさも追及している

太陽工業は、環境問題に悪影響を与えるLCCO2(ライフサイクルシーオーツー)の削減に取り組んでいる企業です。LCCO2とは、CO₂総排出量のことであり、建材の運搬や運用期間中の照明や冷暖房の使用、解体に生じるCO₂量を計算により評価したものです。

CO₂は、建物を建設し解体するまでに発生してしまうものですが、太陽工業では、膜材料自体のCO₂排出量はもちろん、運用中のランニングコストを大幅に下げることに力を入れています。

従来の建築と比べ、太陽工業のテント建築では約56%も削減。人だけでなく建物も環境にも配慮した事業を展開している企業です。

「太陽工業」のテント倉庫

以下に、太陽工業の商品ラインナップの中から、倉庫として利用できるものをまとめてみました。

固定式テント倉庫「FLEX HOUSE‐FIX」

間口は8~30mまで。固定式のベーシックなテント倉庫です。耐久性の高い円弧形状の屋根など、独自の基本構造や各部のさまざまな工夫により建設コストを低減。また保管品質の向上も実現し、多くの利用者から高い評価を得ています。開口部の形式や大きさ、その他装備品は、施設の用途・目的によってオプションで別途設定することも可能です。

大型固定式テント倉庫「FLEX HOUSE‐MEGA」

大型保管物の自由な配置&移動に適した、無柱の大空間が設定できる大型固定式テント倉庫です。間口は30~50mまで。床面積は1,500平方メートル以下、保管物によっては最大3,000平方メートル以下の設定も可能。建築基準法告示第666号対応で一般膜構造に該当するメガクラスの倉庫シリーズです。在来工法では実現が難しい無柱空間が、保管物の移動、状況に応じた保管配置変更など、自由度の高い業務スペースを叶えます。

多用途膜構造建築「FLEX HOUSE‐MIGHTY」(テント工場)

倉庫や工場、作業場など、さまざまな用途に活用できるシリーズ。建築基準法告示第666号対応で、一般膜構造に該当するテント工場です。さまざまな部材を組み合わせることによって、業務内容に応じた作業環境を設定することが可能。まさしくオールマイティな膜構造物となっています。

複合膜構造建築「FLEX HOUSE‐HYBRID」(ハイブリッド)

外壁に、ガルバリウム鋼板などの鋼板を採用した「ハイブリッド・フレックスハウス」。防犯性・耐久性が格段に上がるうえに、膜屋根の大きな特徴である“明るさ”はそのまま。そのため、昼間の消費電力を抑えることができ、省エネ・経費削減にも貢献してくれます。

開放型膜構造建築「FLEX HOUSE‐WS」(荷捌上屋)

物流拠点、生産施設の付帯設備として、荷捌場・作業場・物流製品の一時仮置場・雨除け・日除けなど、多種多様な用途に活用できるのが「フレックスハウス-WS(ワークステーション)」です。優れた耐久性をベースに、高さ・奥行き・間口を自由に設定することが可能。ニーズに合った最適な設計により、さまざまなシーンで活躍します。

伸縮式テント倉庫「FLEX HOUSE‐JH ジャバラハウス」

倉庫本体がジャバラ状に伸縮する「ジャバラハウス」。保管物の入出荷にかかる時間&手間を格段に改善できる、伸縮式テント倉庫となっています。畳んだ状態にすると内部がオープンな空間となるため、大型の搬出入車両の出入り、重量物・長尺物の出し入れなどが、クレーンでスムーズに作業できます。

「太陽工業」の施工事例

山梨:第一類営業倉庫事例

太陽工業施工事例1
画像引用元:太陽工業株式会社公式サイト
( https://www.tentsouko.com/achievement/有限会社エムズ物流 様/?productscategory=180)

オプションでシャッター、換気扇、サッシ窓・マンドアなどの建具を設置。

ハイブリッドタイプに使用される膜屋根は採光性抜群。日中は照明を使わなくてもよいほど庫内が明るく、庫内の温度上昇も抑えるため、作業環境が改善され、電気代の大幅カットにつながったそうです。

静岡:化学工場のテント倉庫事例

太陽工業施工事例2
画像引用元:太陽工業株式会社公式サイト
( https://www.tentsouko.com/achievement/化学工場 様/?productscategory=172)

オプションで既設工場開口部軽量電動シャッター、マンドアを設置。

すでに建っている倉庫棟とつなげる形で倉庫を増設。製品の動線を考えたうえで、新しい保管スペースを確保できました。

奈良:工具倉庫事例

太陽工業施工事例3
画像引用元:太陽工業株式会社公式サイト
( https://www.tentsouko.com/achievement/トラスコ中山株式会社 様/?productscategory=172)

オプションで照明、換気扇・中間送風機などの空調設備、自動火災報知機・動力消防ポンプなどの消火設備を設置。

滋賀:製品仕分け場のテント事例

太陽工業施工事例4
画像引用元:太陽工業株式会社公式サイト
( https://www.tentsouko.com/achievement/株式会社rose-universe 様/?productscategory=178)

オプションで、軒樋が設置できる水切りプレート「汚れなカッター」と、断熱効果をアップする二重膜システムを採用。

神奈川:製品倉庫事例

太陽工業施工事例5
画像引用元:太陽工業株式会社公式サイト
( https://www.tentsouko.com/achievement/株式会社イムラ封筒-様/?productscategory=180)

膜材に酸化チタンの不燃膜材を使用。日中は照明がいらないほどの明るさを実現できました。

静岡:製品倉庫事例

太陽工業施工事例6
画像引用元:太陽工業株式会社公式サイト
(https://www.tentsouko.com/achievement/dsm/?productscategory=174)

シートシャッター・照明・自動火災報知機換気扇・ガラリをオプションとして設置。在来工法では難しい無柱空間を実現しており、保管する製品・資材に応じて簡単に保管配置を変更できます。また、間口30mから50mまで、床面積1,500m2以下の建築が可能な建築地銃砲告示第666号に対応している商品です。

愛知:テント名港工場事例

太陽工業施工事例7
画像引用元:太陽工業株式会社公式サイト
(https://www.tentsouko.com/achievement/株式会社グリーンアローズ中部 名港工場-様/?productscategory=174)

外壁の一面のみに不燃性の膜材を使用しているFLEX HOUSE-MEGAの倉庫です。白色の耐熱効果の高い膜材で覆われています。オプションとして照明を装備しており、夜間でも快適に作業できるのが特徴です。

静岡:金型保管倉庫事例

太陽工業施工事例8
画像引用元:太陽工業株式会社公式サイト
(https://www.tentsouko.com/achievement/極東興和株式会社 様/?productscategory=172)

入口が4つ取り付けられている倉庫。金型を保管するために2017年に竣工された太陽工業のFLEX HOUSE-FIX。屋根と外壁には採光性の高い白色の膜材が使われているため、日中であれば室内でも明るいのが魅力です。

千葉:鮮魚集配所の事例

太陽工業施工事例9
画像引用元:太陽工業株式会社公式サイト
(https://www.tentsouko.com/achievement/katsuura/)

鮮魚の集配所として使用され、ワークステーションと呼ばれるテント倉庫。天井の高い吹き抜けタイプのため、フォークリフトによる搬入が楽です。こちらのテント倉庫は、まだ薄暗い朝方でも作業できるようにオプションとして照明を設備しています。

愛知:作業場テントの事例

太陽工業施工事例10
画像引用元:太陽工業株式会社公式サイト
(https://www.tentsouko.com/achievement/鉄骨会社 様/?productscategory=178)

2015年に愛知県で竣工されたFLEX HOUSE-MIGHTYです。鉄骨会社の作業場として活用されており、柱がない広々とした空間が特徴的。クレーンがオプションとして設置されているため、製造した鉄骨の運搬が楽にできます。

レンタル・リースでの利用も可能

太陽工業では、膜構造物のレンタルサービス・リースサービスも提供しています。以下に、レンタルとリースがどう違うのか、それぞれのサービス内容をまとめてみました。わかりやすいように比較表も作成してみたので、あわせてチェックしてみてください。

テント倉庫のレンタルとは?

最短で1ヶ月から、必要な場所で、必要な数だけレンタルできる便利なサービスです。価格はとてもリーズナブルで経済的。建設・撤去期間もわずか1~2日と短期で可能なため、必要が生じたときに迅速・手軽に利用できるのが魅力です。

企業にとっての過大な設備投資を避ける、テント倉庫の新しい利用法といえるでしょう。

膜構造建築物のリースとは?

太陽工業では、膜構造の建物の場合、リース償却の対応も可能となっています。大きな予算取りをせず、月々の経費処理で採用できるのがメリットです。

リース契約は、基本的にリース会社との契約になります。(※リース会社は、取引のある会社でも、太陽工業から紹介してもらうかたちでも可能です。)

「レンタル」と「リース」の違いを比較

レンタル リース
目的 構造物の一時的使用 設備調達の方法(経費処理可能)
タイプの選定 レンタル用規格製品(在庫品) 要望の膜構造物
契約期間 1年(最長) 長期間(通常3~7年)
契約内容 解約可能(条件付き) 解約不可
在庫 レンタル会社が保有 リース会社は保有しない
料金 リースより割高 レンタルより割安、期間満了後には大幅安に

太陽工業が行っている医療崩壊を防ぐための取組み

太陽工業は、高機能膜素材を活かした防災製品も取り扱っている会社です。感染拡大・医療崩壊を防ぐひとつの手立てとして、太陽工業で開発された「医療用テント」と「フェイスシールド」が活躍しており、医療関係者や自治体から注目されています。

太陽光業の医療用陰圧テント「マク・クイックシェルター」

太陽工業_マククイックシェルター
画像引用元:太陽工業株式会社公式サイト(https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/disasterprevention/a169)

マク・クイックシェルターは、スピーディーに立ち上げられ、極めてスピーディーに収納できるため、多くの人手を必要としないシェルター式の陰圧エアーテントです。一式につき2名程度で持ち運べるため、防災用のシェルターとして重宝されています。

太陽工業_マククイックシェルター
画像引用元:太陽工業株式会社公式サイト(https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/disasterprevention/a169)

マク・クイックシェルターは、2009年に新型インフルエンザが流行した際や2015年にMERSが流行した際にも活躍した実績があります。検査設備として全国各地に臨時設置されました。

「陰圧機能」が搭載されているため、テント内の圧力は外よりも低め。空気が圧力の低い方に流れる性質を利用でき、感染源のウイルスがテントの外に漏れ出ない仕組みとなっているため、病院で感染者と非感染者の動線をしっかりと分けられます。

火災対策が施されている膜素材で、現場での修繕も可能です。断熱性や対結露性など、医療現場で求められる機能性を備えています。

太陽工業_マククイックシェルター
画像引用元:太陽工業株式会社公式サイト(https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/disasterprevention/a169)

新潟市や名古屋市では、太陽工業の医療用陰圧テントを用いたドライブスルー型の感染症検査が実施されたそうです。車から降りることなく感染症検査を受けられるため、感染拡大の抑制・医療崩壊の抑制に貢献している膜構造物だと言えるでしょう。

太陽工業_マククイックシェルター
画像引用元:太陽工業株式会社公式サイト(https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/disasterprevention/a169)

災害時や感染症のパンデミック時に備えられるよう、陰圧テントを取り扱っている太陽工業。陰圧テントのほかにも、除染シャワーテント屋防水モバイルバッテリーなどを取り扱っており、緊急医療に対する意識向上に貢献しています。

ドイツ現地法人がフェイスシールドを製造

太陽工業_フェイスシールド
画像引用元:太陽工業株式会社公式サイト(https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/topics/a170)

太陽工業のドイツ現地法人「Taiyo Europe GmbH」は、建築材料のフッ素樹脂フィルムを使用した耐久性と透明性の高いフェイスシールドを開発。感染拡大抑制を目的としてドイツで販売を開始しました。フェイスシールドはマスクと違い、表情が見えるメリットがあります。自粛生活に伴い、暗い雰囲気が蔓延しているときこそ、感染拡大を抑制しながらコミュニケーションを円滑にできるアイテムが必要とされているのかもしれません。太陽工業のフェイスシールドは、医療現場だけでなく、今後さまざまなシーンで活躍していくと予測されます。

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会社情報

 会社名 太陽工業株式会社
本社所在地 東京都世田谷区池尻2-33-16 TKビル2F
創立年 1922年(設立は1947年10月)
営業日 ホームページに記載なし
受付時間 ホームページに記載なし
問い合わせTEL 03-3714-3317
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