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山形エリアの倉庫建築について
倉庫建築の種類は主にテント倉庫・システム建築・プレハブの3つがあります。それぞれの特徴やメリット・デメリットをまずは把握していきましょう。
倉庫建築の種類
テント倉庫
テント倉庫は、金属製の骨組みと専用シートを組み合わせて構築する膜構造建築物です。建築物としての構造が単純なので、倉庫を設置したい場所へ必要な資材を運搬して、その場でスムーズに組み立てられる上、移転や解体の際にも迅速に行うことが可能です。
構造自体はシンプルながら、必要に応じてきちんと製品や危険物などを保管することが可能であり、短工期を実現できるためコストを抑えやすいといったこともメリットとして挙げられます。
システム建築
システム建築は、倉庫に使う資材の選択や設計、施工の手順、さらには全てを考慮した費用の見積もりまで、一連の流れをシステム化されている倉庫建築です。コンピューターによって自動化されているシステム建築では、全てを一から設計していく在来工法などと比較してコストを抑えつつ、費用や工期を圧縮できることも特徴です。
ただし、テント倉庫やプレハブ倉庫と比較すると、コストや工期が高く、長くなってしまうことに注意してください。
プレハブ工法・プレハブ倉庫
プレハブ工法では事前に工場内で必要な部材や部品を製造しておき、運搬したパーツを、プラモデルを組み立てるように現地で倉庫として組み上げます。
プレハブ倉庫では全ての部品が規格化されており、コストを抑えやすく、ニーズに合わせて組み合わせることで移設や増築を簡易に行えるという点は魅力です。一方、どうしても設計やデザイン面の自由度は低くなってしまう上、特殊な形状の土地に合わせた間取り変更などを苦手としていることも特徴です。
山形エリアに対応しているテント倉庫建築会社
当サイトで紹介しているテント倉庫会社のなかから、公式サイトに山形での施工事例が掲載されている会社をリサーチしました。
太陽工業
太陽工業ではクライアント企業のニーズに合わせて適切な倉庫建築のプランを提案しています。倉庫としての利用はもちろん、作業場や事務所、簡易店舗などとして活用することも可能になっており、必要に応じてテント倉庫のレンタルに対応してくれることも重要です。
国際規格のISO9001認証を取得しており、全国9拠点をベースとして日本各地のテント倉庫ニーズへ対応しています。
太陽工業のテント倉庫の施工事例
オプションを複数搭載したテント倉庫の事例
画像引用元:太陽工業公式サイト
(https://www.tentsouko.com/achievement/株式会社最上まいたけ 様/)
2020年に山形県で設置されたテント倉庫の事例です。作業場としての利便性を高められるよう、開口部のサイズに合わせたシャッターや庇、安全ポールなど複数のオプションが反映されています。
大規模空間を叶えた倉庫建築の事例
画像引用元:太陽工業公式サイト
(https://www.tentsouko.com/achievement/丸栄ニューウェーブ株式会社 様/)
W25×L42×H7.4mと1,000m2を超える規模の倉庫建築物の事例です。換気システムや吸気システムを搭載しており、透光性に優れたシートを天井へ採用することで広大な倉庫内の明るさを確保していることも重要です。
山口産業
耐久性を追求した膜材として「Membryシリーズ」を採用しており、さらに表面処理としてPVDF(ニフッ化ポリビニリデン樹脂)加工を施すことで大気中の汚染物質対策にも考慮されています。
また、部分的にメッシュ生地を採用することで倉庫内の換気効率を高めており、庫内の環境にも配慮していることがポイントです。オーダーメイドのテント倉庫を1~2ヶ月で叶えられることも魅力です。
山口産業のテント倉庫の施工事例
豪雪地域にも対応したテント倉庫の事例
画像引用元:山口産業公式サイト
(https://membry.jp/project/テント倉庫w10xl1テント建築物を果物の加工作業場に/)
2016年に山形県で果物の加工作業場として設置された産業用テントです。積雪量の多い地域特性にも対応できるよう、下地鉄骨を増強して、さらにコンパネによる補強で耐久性・耐雪性を向上させています。
不燃物の収納用に建築されたテント倉庫の事例
画像引用元:山口産業公式サイト
(https://membry.jp/project/不燃物収納用倉庫/)
2019年に山形県庄内地区で設置された、不燃物品の収納用テント倉庫です。膜材として透過性と防炎性・不燃性を追求しており、クライアントの要望に応えて鉄骨の耐久性も高められています。