竹製品

竹製品は適切な形でメンテナンス、保管をすれば、長年にわたって楽しめます。会社で竹製品を取り扱っていて倉庫での保管について検討している方のために、注意点や事例についてまとめました。

竹製品倉庫の注意点をチェック

十分な湿気対策が必要

竹製品を保管する倉庫は、湿度が高くならないように管理する必要があります。湿度が高くなり過ぎると大切な竹製品にカビが生えてしまう可能性が高いです。

一度発生したカビを完全に取り除くのは非常に難しいことなので、予防するための対策を取っておきましょう。ただし、乾燥させる目的だったとしても直射日光があたる場所に置くのはおすすめできません。太陽の熱によって竹が割れたり、変形したりしてしまう可能性があります。竹製品は直射日光を避け、できるだけ風通しの良い場所で保管するのが基本です。

ビニールなどをかぶせると、竹から出た水分によって内部で湿度が上昇してしまうことがあるので、基本的にかぶせないようにしましょう。 保管前に十分に乾燥させ、ほこりを落としてから保管することも重要です。

長期間に渡って保管する場合は、定期的に風を入れ、空気を循環させてください。上下を比較すると、下の方が湿気を溜め込みやすいため、竹製品を保管する際は上のほうに保管しましょう。倉庫の中に台などを設置し、低い場所を避けて置くのがおすすめです。

長期保管は避けたほうが良い

どういった倉庫で保管するのかによっても変わってきますが、竹製品は経年変化によって色落ちしていきます。倉庫に保管する際は古いものから出していけるような形をとり、できる限り長期保管せずに出荷できるようにするのがおすすめです。

自然素材でできたものということもあり、経年変化による色落ちも竹製品の魅力の一つではありますが、色落ちを防ぐための対策をとっておきましょう。

虫食いが発生した場合は早期の対処が重要

質の良い竹で作られた竹製品だったとしても、虫食いが発生してしまうことがあります。竹製品を作る前に虫を発見するのは難しいため、保管中に虫食い現象が起こってしまうことは珍しくありません。

虫食いのサインとして現れるのが、竹のクズである白い粉です。竹製品の表面に白い粉がついている場合は虫食いが発生しているサインといえるので、状況が悪化しないように早期に対策をとりましょう。

代表的な対策としては熱湯をかける熱処理です。その後きちんと水分をふき取り、自然乾燥させたうえで保管します。場合によっては何度か熱処理を繰り返さなければならないこともありますが、やり過ぎると製品を傷めてしまうので慎重に行いましょう。

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