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用途(目的)
倉庫建築にあたって重要となる「用途(目的)」について、くわしく解説しています。倉庫の工法別にみる用途の多様性についてもまとめてみました。ぜひ参考にしてください。
倉庫の用途とは?
倉庫は、何に使うのか?(何を保管するのか?)という用途・目的によっても選び方が変わってくると思います。
では、倉庫の用途・目的は主にどのようなものが考えられるでしょうか?以下に、考えられる一般的な用途・目的をまとめてみました。
- 製品の保管…業種によってその内容はさまざまかと思いますが、「製品」を保管するための倉庫は多く需要があるでしょう。いわゆる物流倉庫と呼ばれるものですね。
- 資材の保管…製品と同じく、資材を保管するための倉庫も一般的です。たとえば製造業を営む会社が工業用資材を保管するために備える倉庫などがそれにあたりますね。
- 産業廃棄物の保管…製品や資材の保管ほどは需要が多くありませんが、産業廃棄物を保管するために倉庫が必要なこともあるでしょう。産業廃棄物とは、事業に伴って生じる廃棄物のことで、廃棄物処理法により規定されています。例としては、金属くずや木くず、紙くず、繊維くず、がれき類、廃油・廃酸、汚泥などがあり、業種によってさまざまです。
上記のように、物の保管場所として使うケースが一般的ですが、それ以外にも、作業場として使用したり、事務所兼倉庫として使用したり、イベントなどで一時的に使用するようなケースもあるでしょう。倉庫の用途・目的は、実に多岐にわたります。
工法別・用途の多様性比較
倉庫は、その工法によって、用途の多様性に違いがあります。以下に、システム建築倉庫・プレハブ建築倉庫・テント倉庫それぞれについて、適応となる主な保管品をまとめてみました。
- システム建築倉庫…木材、板金、薬品、精密機械、製品、美術品、食品、農作物、危険物、引火性液体、産業廃棄物、備品
- プレハブ倉庫…木材、板金、薬品、精密機械、製品、美術品、食品、農作物、危険物、引火性液体、産業廃棄物、備品
- テント倉庫…木材、板金、薬品、精密機械、製品、食品、農作物、備品
このサイトでは、保管品別に実際の倉庫施工事例も紹介しています。ぜひチェックしてみてください。